東京工業大学管弦楽団第137回定期演奏会

知り合いが乗ってるので、聞きに行ってきました。曲は、バレエ組曲コッペリア」とマーラー交響曲第一番。どっちも初めて聴く曲。ちなみにアンコールはなし。残念。

まず、コンマスの人が微動だにしないで弾いてるのが印象的だった。うちのオケのコンミスは、「ここは体全身のバネを使って弾く」とか意味不明なコメントを発したことがあるくらい、よく動く人なので対比が面白かった。たぶん、コンマスがそんなだからだと思うんだけど、弦全体がほとんど動いてない感じ。良く言えば、冷静沈着。悪く言えば、ロボットみたいで気持ち悪い。

コッペリアは、良くわからないなりににぎやかで、いつかやってみたいなぁと思ったり。

面白かったのはマーラー。一楽章が始まると、どこかでトランペットが鳴ってるんだけど、どう考えてもステージ上じゃない。少なくとも、通常ペットがいる位置にはいない。すっげー悩んで、きょろきょろ探してたんだけど見つからないところで、袖からペットが3人(くらい)入ってきたのが見えた。なるほど。遠くで鳴らしたかったので、袖で吹いてたのか。面白いなあ。これがスタンダードなやり方なのかはわからないけど、効果的だと思った。三楽章、冒頭、コンバスが一人でテーマを奏でるんだけど、なんつーか笑ってしまう。民謡を単調にしたテーマなんだけど、解説を読んでるだけではなんの曲だかわからなかったのが、だんだんわかってきて、楽しくなってしまった。だって、コンバスがwww一人でwwwww。四楽章、ボーっと見てたら、なんかティンパニの棒が宙を舞ってるwwww。うっかり投げちゃったんだと思う。パーカッションの後ろに着陸してたので、大惨事には至らなかったけど、見ちゃったもんね、俺。大太鼓を叩いてた人がカバー。最後はホルン7人(?)が立ち上がって吹いてる。面白い。そして、ホルンは立っちゃうくらいに盛り上がってるのにもかかわらず、弦楽器は極めて冷静に弾いている(ように見える)。このギャップがたまらん。