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Google Summer of Codeについて

Google Summer of Code非公式アンケートについて考えてみる.

Google Summer of Codeを参加しようとしなかった人は、その理由はなんですか? 該当するものをチェックしてください

  • 英語の壁
  • 申し込みの仕方がわからなかった
  • 申し込む開発ネタがなかった
  • open source/free softwareに興味がない
  • $4500もらっても仕方がない
  • 結果がだせなくて$4500もらえないリスク
  • 気づいた時には締め切られていた
  • 開発期間に時間がとれるかどうか不明だった
  • その他

について,私の昨年学生として参加してGSoCを完走できた経験から適当に解説してみたい.

英語の壁,については正直どうしようも無い.FSIJのプロジェクトならメンターが日本人であることが予測できるし,プロジェクト的にも日本語関連のものが多いので日本人が応募することも妥当性があるので,それで良いんじゃない,としか言いようが無い.英語について言えば,個人的にはMLに投稿するとかでなく,メンターと一対一で会話するくらいなら,気にする必要は無いんじゃないかと思う.結局,自分がやってたプロジェクトについて説明する必要があって,ML(caml-list)にポストする羽目にもなったし.一年前の自分が同じように考えられたかはわからないけど.なんとかなるとしか言いようが無い.

申し込みの仕方についてはGoogleを読めばわかるとしか言いようが無い.もしあなたがこの理由で応募をためらっているならば,私が相談に乗れるとは思うけど,Googleのドキュメントを見てわかる以上のことは言いようがない.一応,簡単に解説しておくと,基本的には応募のフォームをWebアプリケーションから埋めるだけ.採用された後は,学生証のコピーとForeign Student Certificateという文書をFAXで提出する必要があるけど,それだけ.Foreign Student Certificateは,アメリカに害を成すようなプログラムは書きませんという宣誓書で,基本的にはサインする以外に書くことは無い.金の支払いはWestern Union経由なので(昨年の実績では),特にGoogleに伝えるべき情報は無い.

Western Unionでのpaymentの受領については,今度エントリを改めて書こうと思う.

申し込む開発ネタがなかったというのも,実はあんまり無いと思う.原則としては,開発ネタはこちらから提案するのではなく,向こうが提案しているネタに乗るというのが安全.気にいったのが無かったら,他を探すのが得策.

open source/free softwareに興味が無い人は,そもそもGSoCの対象外だと思うので,問題外.個人的にはそんな小難しく考える必要は無くて,とにかく出されたお題にそってプログラミングしたらお金が貰えると考えれば良いと思う.

$4500もらっても仕方が無い,というのは,良い身分ですねとしか言いようがない.あ,ものすごい額の借金とかを抱えてて,$4500なんて利子にもならない,というケースもあるか.

結果が出せなくて$4500もらえないリスクというのは,そんなに高くはないので気にしないのが良い.基本的に,時間をある程度確保して,とにかくコードを書いていれば,evaluationをパスすると思う.よっぽどどうしようも無くても,メンターのサポートはかなり受けられるし.昨年の例でも90%くらいはプロジェクトを完走していたように思う.コツは,Paul Grahamじゃないけど,とにかくメンターとのコミュニケーションを継続することだと思う.なにやってるのかわかっていれば,メンターはそんな簡単にネガティブに評価しない(と思う).単純にモチベーションの維持にも繋がるし.ある程度コードを書いて,メンターとコミュニケーションし続ければ,$4500手に入るのだから,こんなオイシイ話は無いと思う.

気づいた時には締め切られていたというのはどうしようも無い.アンテナをもう少し高くしましょう.

開発期間に時間がとれるかどうか不明だった,というのはありうるとは思うんだけど,気にしないでチャレンジしてみるのが良いと思う.去年の7,8月に私が何をやっていたかと言うと,

  • 論文を書いてた
  • オケの練習に行ってた
  • GSoC

とかやってた.全然集中してない.他にバイトもしてたし(さすがにGSoCとかを理由に休みがちだったけど).GSoCに充てていた時間は,多くはなくて,締切の直前以外は,週末以外は週に2〜3日くらいの夜くらいしかコードを書いていなかったと思う.毎日昼前くらいに起床して,大学に行き,指導教員とディスカッションしたあと適当に研究のプログラミングをして,夕方からオケの練習に行く,夜帰宅したあと気分が乗ればGSoCのコードを書く,というのが平日.週末はGSoCのコードも書いてたけど,けっこう遊んでもいた.それが十分だったとは思っていないけど,でもそれくらいでもまあなんとかなる(プロジェクトもあった).締切の直前は,一週間くらい自宅に籠ってコードを書くとかやってたけど.


日本で参加できるこういう類のプロジェクトと言うと,未踏ソフトウェアなんかがあって,それを連想してしまいがちじゃないかと思うんだけど,GSoCは未踏と違って要求されるレベルは決して高くない.学生が書いたコードが直接なにかを生み出すことというのは,多分あんまり期待されていなくて,玉石混淆で当たりがあれば良いんじゃない?くらいの感じだと思う*1.もちろん,できるだけ品質の高いプロジェクトにするよう努力するのは当然だけど,evaluation自体は厳しくないってこと.

*1:最近の未踏は,けっこう数打ちゃ当たる系になってるような話も聞くけど