Silent Wednesday
オフィスが仕事をするための理想的な環境でないという問題についての、37signalsの社長Json Friedのトークです。このトークの中で、彼は最後に「Silent Thursday」について提案しています。
例えば月に一度ある木曜日を選んでやりやすい様に、その日の午後だけにしましょう。月に一度の木曜日の午後だけです。月の最初の木曜日、その午後の時間はオフィスでは誰も互いに話してはいけません。みんな沈黙を守ります。
最近、オフィスの環境について見直しをしていて*1、ふと思い出したので、昨日(水曜日に)試しにやってみました。(ちなみに必要なさそうな会議をキャンセルするとか、「嫌だ、俺が出席する必要性が明確ではないのその会議に出席しない」と突っぱねるのとかは、僕は結構やっています。)
ルール
昨日やったときのルールはこんな感じです。
- 10時から19時の就業時間の間は作業部屋で会話をしてはいけない
- ただし昼食の時間は除く
- コミュニケーションにはLingrを使う
- どうしても口頭での議論が必要な場合は、隣の和室に行く
感想
しゃべることがないというのは、仕事を進めるに当たってとても良い感じでした。特に私はマネージャ的な役割にもなりつつあるのですが、こうするとまさにプログラミングする以外にやることがない状態になります。(実際には「ちょっと隣に来い」というのを2回やりました。これについては後述。)
実際に昨日やったことと言えば、
- パッチのレビュー&マージしてデプロイ
- なんかうまく動いてない社内用iPadアプリの修正
くらいです。まあ普通のことというか、どちらかというと集中できてない方だったのですが、でもぺちゃくちゃしゃべっても良かったら、もっと何もできなかったかもしれません。
少なくとも、ひたすら仕事するしかない感じは面白いものです。
反省
良くなかったのは、「ちょっと隣に来い」というの。Json Friedのトークはずっと前に聞いてうろ覚えだったのですが、今あらためて日本語の書き起こしを読むと、これはやってはいけなかったというのがわかります。M&Msから身を守るため方法ですから。(念のため言っておくと、1対1のミーティングなので、ミーティングとしての効率は最大限に高められているはずです。)
あとは、昨日は id:kmizushima がその後予定があって19時ちょうどに帰ってしまう日だったので、彼と話しておきたかったことがあったのができなかったこと。(ついでに言うと、今日は彼が休みでさらに明日は私が不在なので、この件については月曜日まで持ち越しになってしまいました。これ、良くないのであらかじめ注意してスケジューリングしないといけない。)
今後どうするのか
まず、上の問題から、19時まで禁止にするのではなく18:30まで禁止とかにすると、最後に打ち合わせの時間が確保できて良いのかもしれません。
ピープルウェアとかにもあったと思うのですが、部屋を分けるという方法があります。コミュニケーションに適度な障害を設けることで、無駄なコミュニケーション・割り込みを減らすという方法だったと思う。見ていると、弊社のオフィスの中で無駄なコミュニケーションを始めるのは(悲しいことに)圧倒的に私なので、適当に自室に引っ込んで作業をするというのが良いのかもしれないなーと思ったりしました*2。
とりあえず面白かったので、当面、毎週水曜日はしゃべってはいけない日にしようと思います。
あとは「出社しない」という選択肢を気軽に行使できるように、就業規則的な面とか、インフラとか、空気的なものとか、どんどん整備していきたいですね。別に毎日無理して出社しなくても良いよ(仕事はしてほしいけど)。