弓道上達BOOK―正しい射術を身につける

思ったこと。

カラーなのですごく見やすい。(日置流の本で)手の内の整え方が、ここまで鮮明に見える本は初めてではないだろうか。過去に出版された本*1は、古いためモノクロのものが多く、見づらかった*2。内容的には、いつも言われていたことばっかりで、特に新しいことはない。当たり前か。

弓具の手入れや袴の畳み方まで書いてあるので、重宝しそう。

つまるところ、手の内の作り方しか書く事がないのかなあ、と思った。体配などはすぐ書けてしまうし、逆にそれ以上の話は文章で伝えることは不可能だから、すると書く事は手の内しかない。ちょっとつまらないかも。

どうでもいいが、写真の村田さんが半笑いだったりして、ちょっと笑った。

今度は、射術ではなく、弓道を通して観察される物理現象などについて書いた本が出版されると、すごく面白そうだと思った。誰が買うのか知りませんが。

*1:稲垣先生や浦上先生の本

*2:でも、つくばにいる限りは直接森先生まで聞きに行けばいいんだから、あんまり私にとっては重要ではないかも