Mac OS X Lion

さっそくインストール。

一度、普通にインストールしたら、再起動したあと起動してこなくて、HDDぶっこわれてるよ!とか言われて肝を冷やしたりもした。結局どうしようもなくて、Snow Leopardを一度インストールしてから、Lionをインストール。

SSH秘密鍵をバックアップしておくのを忘れて真っ青になったり(TimeMachineから復活)、gitのローカルブランチが一本あったのを思い出して真っ青になったり(TimeMachineから復活)、iWorkのDVDが見付からないのでちょっと困ってたり(TimeMachineからコピーしたけどダメだった)、まあいろいろあったけど、どうでもいい。

Lionで一番の変更はというと、スクロールの方向なわけだ。ジェスチャは全体的にいろいろ変更があって、ちょっと混乱する。私は、こういうのを嬉々として色々探しまわる人なわけだけど(当然!)、これって、そうじゃない人にとっては2分くらいでぶち切れる話なのかなーと一瞬、思った。例えば私の母とか。もう絶対無理だと思った。

と思ったんだけど、スクロールの向き以外は、多分、多用してる人ってそんなにいないんじゃないだろうか。常用してる人っていうのは「どっかのWebサイトでtipsとして入手してきた人」か「システム設定を隅から隅まで眺めて設定項目を発見した人」なんじゃないかなと思いなおした。後者は、私と同じタイプで、当然新しいシステムがあったら嬉々としてもう一度設定項目を隅から隅まで調べ直すはずなので、問題にならない。前者も、一瞬不便を感じるだろうけど、やっぱりどっかのWebサイトで、新しい方法を見つけるはずである。なので、結局のところあんまり問題にならないのかもしれない。

さてスクロールの向きはというと、これも上手くできてるなーと思った。スクロールの向きは、逆に操作する人は当然いるだろうけど、ちょっと触った時点で画面が思ってるのと逆に動くのですぐに気づくはずである。そもそもスクロールって、100%可逆な操作なので(普通そうだよね?)、「あれ?」って思ってから逆方向になぞれば良いだけである。ちょっと難しいのが、画面の端にいた場合なんだけど、これがbounceすることによって、必ず逆に操作してしまったことに気づくようになっている。うまい。

本当にうまくないのは、「戻る」操作が旧態依然としてることで、オプションの設定で(ユニバーサルアクセスにあるよ!)、3本指スワイプが戻るにできるんだけど、これが2本指スワイプと逆に動く。これ、ちょっとなんとかすれば良かったのにと思う。

もういっこは、3本指でドラッグできる機能で、一見便利だし、ダブルタップ→ホールドよりは良い気がするので使ってるけど、うっかりドラッグしてしまう事故が発生する。変なところにファイルが移動・コピーされると悲しいし、Dockとかでやっちゃうとアイコンが消滅するので、とても良くない。

ちょっとこの二点だけいまいちだなと思いました。